KDDI、生体認証とパスポートを紐付ける訪日外国人向けの実証実験

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 KDDIとLiquidは5月18日、ホテルに宿泊する訪日外国人向けの実証実験「プロジェクト池袋」を6月より開始すると発表した。指紋生体認証を活用し、パスポートを提示することなくチェックイン時の本人確認を可能とする。

キャプション プロジェクトの概要
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 通常、訪日外国人は宿泊施設にチェックインするたびに、パスポートを呈示することが旅館業法で定められている。そこで両者は、産業競争力強化法に基づく「グレーゾーン解消制度」を活用したという。

 Liquidの指紋生体認証システムによって、事前に登録した利用者の指紋とパスポートのICチップの情報をチェックイン時に確認することは、「旅券の呈示」を受けたものとしてみなされることが確認されたという。また、パスポート情報の電磁的記録を宿泊者名簿と紐付けて保存することは、「旅券の写しの保存」に該当することが認められたとしている。

 これを受けて両社は、実証実験「プロジェクト池袋」を実施する。訪日外国人は、ホテルのフロントに設置された専用端末に指紋とパスポート情報を登録。その後、専用サイトにクレジットカード情報を登録することで、専用端末に指をかざすだけでチェックイン時の本人確認が可能になるという。

 プロジェクトは、プリンスホテルが運営する「サンシャインシティプリンスホテル」へ宿泊する訪日外国人を対象に、2016年6月~11月30日まで(予定)行われる。期間中、池袋駅周辺のヤマダ電機やタイムズカーレンタルにおいて、指紋認証によるクレジットカード決済の実施についても検討しているという。

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