デザイン性の高いブログを直感的に作成--KDDIウェブが新サービス、海外展開も

 KDDIウェブコミュニケーションズは5月11日、ビジュアルブログサービス「g.o.a.t(ゴート)」のベータ版受付を開始した。画像や動画などのビジュアルと文章をデザイン性高く融合し、インパクトのあるブログを作成できるサービスだ。6月より日本語版・英語版を提供予定。

「g.o.a.t」で作成したブログ画面
「g.o.a.t」で作成したブログ画面

 g.o.a.tには、画像をアップロードするだけで、ワイドやスクエアでのトリミング、色味を変更できるフィルター機能、複数枚の写真をきれいに並べるフォトギャラリーなど、効果的なビジュアルを引き出すための機能が実装されている。

 レイアウトには、縦書きの文章に背景画像を組み合わせた雑誌風のものや、背景画像を動画にした動きのある表現も可能。すべてWYSIWYGで編集できる。Twitter、Facebook、Dropboxと連携して画像などを引用できるほか、YouTubeなどの動画の埋め込みにも対応。ストックフォトサービス「pexels」「ぱくたそ」「aicocco」と提携し、高品質な画像を活用することもできる。なお、Instagramへの対応は現在のところ未定だ。

  • ブログの基本機能を実装しつつ、ビジュアルを重点に置いたレイアウトに対応

  • 文章の縦書きにも対応。雑誌風のブログ作成も可能だ

  • 画像加工ツールを内蔵。アップロードした画像のトリミングやフィルター加工が簡単にできる

 ターゲットは絞っていないものの、デザイナーやアーティストのポートフォリオサイトのほか、レストランなどの飲食店、動物に関するブログなど、ビジュアルを重視するユーザーとの親和性が高いとしている。

 正式リリースは2016年秋ごろを予定。今後は、スマートフォンからブログ作成できるアプリをはじめ、チームでブログを管理する場合に便利な複数編集機能を提供するとしている。また、海外展開も視野に入れており、日本語版、英語版以外にも提供言語を随時増やす予定だ。


表現したいのに、表現できるものがない

 若年層では、Twitter、Facebook、InstagramなどSNSの利用頻度が高く、動画のコミュニケーションも増えている。ただし、Facebookページなどタイムラインからコンテンツが流れていってしまい、プラットフォームにも縛られるため表現の幅が狭い。一方で、ブログでは文章に絵が加わるスタイルからあまり変化していない。

 g.o.a.tの開発には、KDDIウェブコミュニケーションズ代表取締役副社長の高畑哲平氏が関わっている。「自分がインターネットで何かを表現したいときに、表現できるツールがない」と、ビジュアルに着眼点を置いたブログサービスとして開発をはじめた。サービス名の由来も「Greatest of All Time(史上最高)」から来ており、“これ以上無い優れたブログサービス”を示しているという。

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