Facebookが開発者会議「F8」で360度カメラリグを発表してから1カ月が経過したが、同社はこのほど最初の360度動画を披露した。タイトルは「Here and Now」だ。
この没入感のある3分間の映像は、ニューヨークを象徴するグランドセントラル駅で、1テイクで撮影されたものだ。視聴者は駅構内の1カ所に立ち、その視界を見知らぬ人々が横切っていく。聞こえてくる会話の断片からは、娘を見送る家族や口論するカップル、これから友人同士で出かけようとしているグループがいるのが分かる。
動画を制作したのは、Facebook傘下のスタジオThe Factoryだ。
「Here and Now」は、クリエイティブな試みであることに加え、カメラリグ「Surround 360」を使った映像制作の課題を模索する取り組みだ。撮影クルーは、満足のいく仕上がりになるまで、3晩にわたって13本の完成映像を撮影した。
映像は、Facebook上か、OculusのVRヘッドセット「Gear VR」で視聴できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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