Makuake

NFCによる解錠に対応する電子錠「スマートパッドロック」

 旅行バッグやスーツケース、あるいはロッカーや倉庫などの施錠などに利用されている南京錠。鍵の取り忘れや置き忘れなどによるトラブルを経験したことはないだろうか。今回紹介する「スマートパッドロック」を利用すれば、そういったトラブルとは無縁になるかもしれない。

「スマートパッドロック」
「スマートパッドロック」

 サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営するクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」において、「スマートパッドロック」のプロジェクトが実施されている。Bluetooth通信に対応したスマートフォンやNFCスマートタグ、NFCステッカーで解錠できる電子錠だ。

 同梱するNFCスマートタグとNFCステッカーは電子錠とペアリングされ、ワンタッチで解錠できるように設定されている。また、手持ちのNFCスマートカードなどを利用しても解錠の設定が可能。

複数の解錠方法を設定できる
複数の解錠方法を設定できる

 鍵となるスマートフォンやNFCアイテムの管理(鍵のアクセス許可/削除、鍵の名前の変更など)はアプリからでき、Android端末はNFC(NFCタグ/ステッカー追加時)とBluetooth通信、iOS端末はBluetooth通信に対応する。対応するスマートフォンは、Android OS 4.4以上、iOS 8.0以上。

 スマートパッドロックはタフ構造となっており、水に強くIP43基準(非完全防水)をクリア。温度マイナス20度~50度、湿度10~90%の環境でも正常に作動する。バッテリも、LR44ボタン電池を用いて、約2~3年(NFCタグ/ステッカーによる施解錠約2500回を想定)の利用が可能。


 各種国際規格にも対応しており、IATA(国際航空運送協会)、ICAO(国際民間航空機関)、TSA(米国運輸保安庁)の認可を取得しているほか、ASTM(米国材料試験協会)、CE(EU諸国における品質基準を満たす証)、FCC(連邦通信委員会)、UL(米国の製品安全規格)、RoHS(欧州特定有害物質使用制限)への規格を遵守しており、品質は国際基準でクリアしているという。

 アプリには、ロックの施解錠機能とNFCタグ管理機能を備えた無料の簡易版のほか、簡易版の機能に加え、解除履歴確認機能、荷物アラーム機能、ユーザー情報管理機能を備えた有料版が用意される。有料版では、利用料250円を想定した1年間と、800円を想定した無期限が用意されるという。

アラーム機能搭載
アラーム機能搭載
スマホで解錠履歴を確認できる
スマホで解錠履歴を確認できる

 Makuakeでの目標金額は100万円。記事執筆時点(5月19日10時)で122万7000円の資金を集めている。プロジェクトの残り日数は41日。

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