UPDATE TwitterがBlack Entertainment Television(BET)の最高経営責任者(CEO)、Debra Lee氏を取締役会に迎え入れた。多様性が不十分なシリコンバレー企業の1つであるTwitterは、女性やマイノリティの採用を拡大するとの広範な約束を表明しており、Lee氏の起用はその一環だ。
Lee氏は、アフリカ系米国人をターゲットとする最も古いケーブルチャンネルの1つであるBET Networksに20年勤めた後、2006年に同社のトップに上り詰めた。BETはViacomの傘下にある。
Twitterは米国時間5月16日、取締役のMarjorie Scardino氏を筆頭独立取締役に任命したことも発表した。
Lee氏とScardino氏の任命は、25日に開催されるTwitterの年次会議後に発効する予定だ。
Twitterをはじめとするテクノロジ企業各社は、不十分な多様性を解消しようと努力を続けている。The Wall Street Journal(WSJ)によると、特にTwitterは男性優位の企業であり、幹部陣の70%以上を白人男性が占めているという。これは、LinkedInやApple、Amazon.comなどと比べても、同社の多様化が進んでいないことを示している。
公民権運動のリーダーとして長年活動してきたJesse Jackson牧師は5月16日、米CNETに対し、新たにTwitter取締役会に加わったDebra Lee氏が数十年来の知り合いであり、同氏のメディア経験がTwitterに「付加価値」をもたらすことは間違いないと語った。Jackson牧師は、テクノロジ企業に対し、多様化に取り組むよう呼び掛けてきた経緯がある。
Twitter内部で多様性に対する不満が起きていることは、既に明らかになっている。2015年秋には、アフリカ系米国人技術者のLeslie Miley氏が、Twitterの多様性への取り組みを疑問視する意見をブログに掲載していた。Miley氏は、Twitterを退社する前に同社幹部を務めており、現在は、サンフランシスコの新興企業でメッセージングプラットフォームを提供するSlackのエンジニアリング担当ディレクターを務めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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