「iPad」のラインアップが充実してきた。小型、大型、大型で高性能、超大型、とサイズが豊富だ。2013年10月発売というかなり古いモデルから、2016年3月にリリースされたばかりの最新モデルまで、5種類から選べるようになっている。
古いiPadからアップグレードすべきだろうか。そもそも、タブレットを買う必要はあるのだろうか。その答えは人それぞれだ。大画面のスマートフォンを使っている人なら、iPadはまったく必要のない余計なデバイスだと思うかもしれないし、飛行機で出かけることが多い人にとっては、旅に欠かせないお供かもしれない。iPadをノートブックの補助として活用する人もいるだろうし、キーボードケースを取り付けて古いコンピュータより重宝している人もいることだろう。
そうした広い用途を念頭に置いて、自分に合ったiPadを見つけるための簡易ガイドを紹介する。
現在のラインアップで最も万能なiPadは、新しい9.7インチ「iPad Pro」だ。改良された反射防止ディスプレイ、大音量になった4基のスピーカ、改善されたカメラ、高速化したプロセッサなど、全面的に性能が向上している。「Apple Pencil」にも対応しているため、感圧式の素晴らしいペン入力が可能だ。また、側面の「Smart Connector」でキーボードを接続することができる。Bluetoothにも対応しているが、Appleは遠からずSmart Connectorを他にもいろいろと使いそうな予感がする。長く使い続けられるiPadが欲しいなら、9.7インチiPad Proを選ぼう。
iPadで文章を書くつもりなら、「iPad Air 2」かそれ以上のモデルを選びたいところだ。画面が大きめで、何よりBluetoothキーボードケースに対応しているため、移動中にメモをとったり、ちょっと書きものをしたりするのに非常に適している。ノートブックではないが、それに近い基本機能がいくつも用意されており、画面分割して電子メールとアプリを使ったり、ピクチャインピクチャの動画を見たりすることができる。1年半前のモデルとはいえ、価格を考えれば(筆者なら499ドルの64Gバイトモデルを選ぶ)、いい買い物だ。
グラフィック、アート、デザインに本気で取り組むつもりで、予算に余裕があるなら、12.9インチのiPad Proを検討しよう。ディスプレイの反射防止は9.7インチのiPad Proに及ばないものの、ピクセル数と作業領域はずっと大きくなる。まるで巨大なキャンバスのようだ。このモデルが最も有用なのは、できるだけ大きなキャンバスを使ってiPadで作業したいデジタルアーティストだろう。画面が大きいため映画やゲームを大いに楽しめるが、価格を考えるとアーティスト以外にはお薦めできない。
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