携帯性に優れた「実用本位」のiPadや、「子ども用のiPad」を探しているなら、「iPad mini 2」で決まりだ。最も安価なiPadであり、機能は基本的なものにとどまるが、ぜいたくな「Retina」ディスプレイは採用されている。比較的新しいiPadと違って、指紋スキャナや高速なプロセッサは搭載せず、マルチタスクのオプションもないが、基本的な用途には申し分ない。ウェブ閲覧、電子メール、電子書籍、Facebook、YouTubeには十分だし、多数のスマートホームガジェットを居間で操作する「リモコン」としても機能する。車で長時間移動するとき、後部座席の子どもたちの気晴らしにも最適だ。
小型モデルが好みの人以外は、「iPad mini 4」はあまり良い選択肢にならない。価格が多少高くなるうえに、中途半端だ。追加機能をどうしても今すぐ使いたいなら、iPad Air 2を選ぼう(価格もほとんど変わらない場合もある)。
大多数の人にとって、セルラーモデルまでは必要ないだろう。Wi-Fiモデルでも、スマートフォンのテザリング機能を使えば無線接続できる。LTEモデルは、Wi-Fiモデルより高くつく(誰かが買ってくれるというのなら、遠慮なくそうしてもらうといいだろうが)。
ほとんどの人には、64Gバイトで足りるだろう。128Gバイトは、筆者のようなヘビーユーザーにさえ、ぜいたくすぎるように思える。例外は、内蔵カメラをよく使う人や、写真や動画を大量に取り込んで編集するつもりの人などだ。また、映画やテレビ番組、音楽、ポッドキャストなどを詰め込んで、機内で鑑賞しながら世界中を跳び回るような人も同様だろう。映画を丸1本編集するというのでない限り、256Gバイトも必要とは思えない。ウェブ閲覧やアプリ、ストリーミングといった基本的な用途であれば、32Gバイトでもいいくらいだ。
ディスカウント販売や、Apple Store以外のショップに注目しよう。iPadはときどき、それなりの割引価格で販売されることがあるが、こうしたセールのほとんどは公式のApple Store以外の店で実施されている。Target、Staples、Walmart、Best Buy、さらにはToys"R"Usのような店でさえ、ある程度の値下げを定期的に実施しており、下取りセールをすることもある。今すぐ買いたいのでなければ、セールを狙って待ってみるといいだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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