Amazonが、これまでで最薄かつ最軽量の電子書籍リーダー「Kindle Oasis」を発表した。もっとも、この製品は高価だということも付け加えなければならない。
Kindle Oasisは、「Kindle」シリーズで初めて高級感あるレザー製の保護カバー(バックアップバッテリも内蔵)が付属している。価格は290ドル。現在予約注文を受付中で、出荷は米国時間4月27日に開始される。
重量は131gで、厚さは最も薄い個所で3.4mm。これまでのKindleよりも20%以上軽く、平均で30%以上薄くなった。
軽量化と強度のため、高剛性プレーティングされた超軽量のポリマー樹脂フレームを採用している。また、背面には端末を手に持ちやすくするための人間工学に基づいたハンドグリップがあり、内蔵バッテリと電子部品はそこに収容されている。ハンドグリップによって端末の重心を手の中におさめることができ、本の背に手を添えているような感覚が得られる。
フロントライトにはこれまでのKindleよりも60%多くLEDを使用していると、Amazonは述べている。Kindle Oasisのフロントライトは、タブレットのバックライトのように目に向かって後ろから光を照射するのではなく、内部のライトがスクリーン表面を通してディスプレイ全体を照らすという。
またAmazonによると、Oasisの新しい「Paperwhite」ディスプレイにはKindleで初めて、「アルミホイル1枚程度の」薄さの200ミクロンのディスプレイ基盤を採用しているという。化学強化されたカバーガラスと合わせることによって耐久性が高められている。
E-Inkタッチスクリーンディスプレイに表示されたテキストの見やすさは、「Kindle Paperwhite」や「Kindle Voyage」に非常に近い。300ppiという解像度は同じで、コントラストも同等だ。
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