日立製作所は4月8日、ヒューマノイドロボット「EMIEW3」と、リモートブレイン構成のロボットIT基盤を開発したと発表した。
EMIEW3は、店舗や公共施設において、サポートを必要とする人の元に自ら移動して、接客・案内することを目的に開発されたヒューマノイドロボット。遠隔で音声や画像、言語処理などをする知能処理システムと、多拠点に配置された複数ロボットを監視・制御する運用監視システムによるリモートブレイン構成のロボットIT基盤と連携することで、高度なサービスを提供できるとしている。
同社では、EMIEW3とロボットIT基盤、さらに開発者とオペレーターで構成するチームをひとつのパッケージとし、さまざまな場所や状況におけるロボットサービスの実証実験(PoC:Proof of Concept)を、ユーザーと共に開始するという。
日立製作所では、2005年に発表した「EMIEW」以来、人間と共生するロボットの開発を推進している。2007年に発表した「EMIEW2」では、人の早足と同じくらいの速度で移動する自律走行機能や、雑音の中で人の声を聞きわける機能、ウェブ上のデータを利用してモノを識別する機能、屋内に設置された複数のネットワークカメラを目としてモノを探し出す機能などを開発し、実証してきた。
近年では、人工知能技術を活用し、言い回しの異なる質問へも適切に回答する対話機能や、死角から人が飛び出す危険を予測して回避する機能など、ロボットの知能処理の高度化を実現している。
今回、新たに開発したEMIEW3とロボットIT基盤は、EMIEW2で開発したさまざまな機能を継承しつつ、サポートを必要とする人を見つけて自ら接客行動を開始する機能、複数台のロボット間での情報共有やサービスの引継ぎをする機能、転倒しても自ら起き上がる機能などを追加し、より効率的に接客・案内サービスを提供する仕様を実現した。
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