Facebookは米国時間4月6日、ライブストリーミングサービスの「Facebook Live」に新たな機能を追加した。Facebook Liveは、スマートフォンのカメラからインターネット経由でライブ動画を配信できる機能で、配信した動画はFacebook上で他のユーザーが見ることができる。
追加された新機能の1つは、Facebookのあらゆる「リアクション」ボタン(いいね、超いいね、すごいねなどの絵文字)を動画配信中にいつでも押せるというものだ。また、ライブストリーミングを配信する側のユーザーは、モノクロやセピア色といったフィルタを動画に追加できるようになる。
これらの新機能には、人々が今この瞬間をより強く体感できるようにする狙いがある。ストリーミングが終わった動画をあとで再生する際も、ライブ配信のときと同様にコメントを再表示させることが可能だ。また、友人を誘ってライブ動画を一緒に見られる機能や、新しい動画を見つけやすくするためのセクションも用意されている。
また、Facebookは、「Snapchat」のようにライブ動画上に手書きできる新機能を準備していることも示唆した。Snapchatを思わせる機能をFacebookが懸命に取り入れている理由は、Snapchatが10代の若者やヤングアダルト層に大人気だからだ。この機能はまだ搭載されていないが、Facebookは「もうすぐ登場する」としている。
FacebookはLive機能に多額の資金を注ぎ込んでおり、著名人に使ってもらうために報酬を払っているとも言われている。
また、メディア企業に対しても奨励金を払い、このサービスの利用を促しているようだ。BuzzFeedやVox MediaはFacebookと提携していることを認めているほか、ほかにも提携している企業があるとうわさされている。ただし米CNETを運営するCBS Interactiveは提携企業ではない。
なお、Facebookはアルゴリズムを変更し、ライブ動画がすべてのユーザーのフィードの一番上に表示されるようにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」