2015年5月に施行された「SIMロック解除義務化」を受けて、本格的にスタートしたSIMロック解除。その前からNTTドコモやソフトバンクは一部の機種でSIMロック解除に対応していたが、義務化されたことで大幅に対象機種が拡大した。
ソフトバンクでは、「購入日より181日目以降」という条件のもと、人気機種のiPhoneも解除ができるようになった。2015年9月25日に発売されたiPhone 6s/6s Plusは、発売日に購入した場合、3月24日からSIMロック解除が可能になる。
いつが181日にあたるのか計算するのは面倒だ。そんなときはカシオ計算機が提供する「日付計算」を使用するのも一つの方法だ。購入日を入力して、181日後を指定すれば結果が表示される。なお、「初日を数えない」で計算する必要がある。
日付計算(日付+日数)--カシオ計算機:高精度計算サイト主な条件 | 6sシリーズの最短解除日 | 方法と手数料 | 必要なもの |
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・2015年5月以降に発売された対応機種 ・購入日より181日目以降 ・解約済みの場合は、解約日から90日以内 | 2016年3月24日 | ・My SoftBank/法人コンシェルサイト:無料 ・ソフトバンクショップ(店頭)3000円(税別) | ・iPhone 6s/6s Plus ・My SoftBankで手続きする場合は他社のSIM |
今回は、ソフトバンクで購入・契約したiPhone 6sを使い、オンラインでSIMロック解除を試みた体験記をお伝えする。なお、2015年5月以降に発売された対応機種で、購入日より181日目以降という条件を満たしていれば、iPhone 6sシリーズ以外も同様の手続きでSIMロックを解除可能だ。
◆注意事項と手順まとめ◆
(1)あらかじめiPhoneの「設定」>「一般」>「情報」の順にタップし、IMEI番号を長押ししてコピーする
iOS デバイスのシリアル番号の調べ方:アップル(2)「My SoftBank」-「契約確認」-「SIMロック解除対象機種の手続き」から手続き開始・製造番号(IMEI番号)を入力、解除の申し込み
(3)他のSIMを入れてアクティベートすれば完了!
※「My SoftBank」でのSIMロック解除は9時から21時まで試したのは、2015年9月25日に購入したiPhone 6sだ。現在も契約中のもの。手数料が無料になる「My SoftBank」を経由して手続きすることにした。
注意点は、My Softbank経由の場合、ソフトバンク以外のSIMカードが必要になることだ。ウェブサイトをよく見ると、ソフトバンクのSIMカードしか持っていない場合はMy SoftBankでは解除できず、ソフトバンクショップで手続きをする必要があると記されている。
中には、今すぐどこかに乗り換えたいわけではなく、海外で使うかもしれないから、といった事情や単にSIMロックはイヤだという理由で解除したい人もいるだろう。
試した結論から言えば、SIMロックのアクティベーション時に使用するだけなので、新たにSIMを契約することなく、友達に会ったときにちょっと借りてアクティベーションだけ済ませるという方法もとれそうだ。また、2ページ目でも説明するが、アップルのサポートページには、初期化とバックアップによってSIMロックを解除できる手順が記載されている。
なお、一度アクティベーションできればSIMロックを解除でき、もともと使用しているSIMに戻して運用できるほか、もちろん異なるSIMも使用できるようになる。
さて、用意ができたらまずは製造番号(IMEI番号)のコピーだ。iPhoneの「設定」>「一般」>「情報」の順にタップし、IMEI番号を長押ししてコピーしておこう。
次にMy SoftBankから「契約確認」をタップしよう。下の方を見ると「お手続き一覧」がある。その中の「SIMロック解除対象機種の手続き」からスタートする。
注意書きを読んだ上、スクロールしていくと、製造番号の入力を求められる。先ほど長押しして先ほどコピーした製造番号をペーストして入力し、「次へ」に進む。そのページに表示される「解除手続きする」ボタンをタップすると、「手続き受付完了」のメッセージがでてくる。
ここで「SIMロック解除はまだ完了しておりません」という記載とともに、「SIMロック解除方法をみる」と表示される。解除方法は、iPhone/iPadとスマートフォン/ケータイの2項目があり、iPhone/iPadの場合はアップルのサポートページに誘導されるが、結論から言えばそのままSIMカードを差し替えればいいだけだ。
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