Intelの元最高経営責任者(CEO)兼会長、Andrew Grove氏が米国時間3月21日、カリフォルニア州ロスアルトスの自宅で亡くなった。享年79歳。
Grove氏はハンガリーで生まれ、シリコンバレー揺籃期の重要人物だった。
Netscapeの共同創業者であるMarc Andreessen氏は、「Andy Grove氏の冥福を祈る。シリコンバレーでこれまで、そしておそらくこれからも最高の起業家だ」とツイートした。
Grove氏はIntel創業期の1979年に社長に就任、1987年にはCEOとなった。1997年から2005年までは会長を務めた。
「Grove氏は、Intelの主力事業をメモリチップからマイクロプロセッサに移行させるという決断で重要な役割を果たし、広く知られる消費者向けブランドへの転換を主導した」と、Grove氏の死亡告知記事には書かれている。「同氏の指揮下でIntelはチップを製造した。これには、PC時代を導くのに貢献した『386』や『Pentium』も含まれる。同社はまた、年間売上高を19億ドルから260億ドル超にまで拡大した」(同記事)
Grove氏と妻のEvaさんは58年間連れ添い、2人の娘と8人の孫に恵まれた。
IntelのCEOであるBrian Krzanich氏は同記事で「Intelの元会長兼CEO、Andy Grove氏の死去に深い悲しみを覚える」とコメントした。「Andyは不可能なことを何度も実現し、何世代にもわたる科学技術者や起業家、実業家に影響を与えた」(Krzanich氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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