Appleが意匠をめぐってサムスンと繰り広げていた長年の闘争が、米最高裁判所に持ち込まれることになった。
米国の最高裁は米国時間3月21日、判決の見直しに同意したことを明らかにした。意匠に関する訴訟では、1800年代以降初めてのケースとなる。
サムスンは2015年12月に最高裁に上訴し、Appleに敗れて5億4800万ドルの損害賠償を命じられた判決の見直しを求めていた。
これに対して、Appleも2月に反撃を開始し、この訴訟を「法的に例外的な事例ではない」と述べた上で、サムスンとの法的闘争を「長引かせる」ことがないよう最高裁に求めていた。Appleはまた、この件は米国の最高裁による解決を必要とするほどの重要な案件ではないとも主張していた。
サムスンは21日に声明を発表し、次のように語った。「われわれの上訴を受理した最高裁の決定を歓迎する。最高裁によるこの判決の見直しは、創造的な活動を支え、革新的な成果に報いるという特許法の公正な解釈を導き出す可能性があるものだ」と述べている。
一方、Appleはこの件に関するコメントを拒否している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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