Nikeは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ファンを大喜びさせるに違いない製品を発表した。同社は、足を入れると靴ひもを自動で締めてくれるシステムを搭載した靴「HyperAdapt 1.0」を披露した。かかとがセンサに触れると靴ひもが自動で締まる仕組みとなっている。靴側面にある2つのボタンにより調整が可能で、靴ひもをより緩く締めたり、きつく締めたりできる。
Nikeは米国時間3月16日、この技術を発表し、「考えられないこと」を実現化したと述べた。といっても、この技術はすでに考えられていた。1989年の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、靴ひもを自動で締める機能を持つ「Air Mags」をマーティ・マクフライが履くのを、われわれはすでに目にしている。それ以来、多くの人がこの機能の実現を望んでいた。
NikeのデザイナーTinker Hatfield氏はHyperAdaptについて、靴ひもが緩んだり、足のむくみによって靴がきついと感じたりする競技中において、靴ひもの調整をするための完璧なソリューションだと見なしている。「これは、フィットすることに関する既存の理解への挑戦であり、靴ひもを結ぶことやきつさの好みにおける個人の特性への究極的なソリューションを提供する」とNikeは述べる。
マーティを演じた俳優のMichael J. Foxさんは、靴ひもを自動で締めるこの機能を実際に搭載した靴をNikeから2015年に送られた際に試着している。当時は、2015年10月21日の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」デーを祝うファンイベントの最中だった(この日は、マーティが1989年の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」で未来にやってきた日である)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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