「Galaxy S7」レビュー(後編)--バッテリ性能、パフォーマンス、他機種との比較

Jessica Dolcourt (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2016年03月14日 07時30分

(編集部注:米CNETによる「Galaxy S7」のレビューを2回に分けて翻訳して公開します。前編は3月11日に公開されています)

 前編より続く。

バッテリ持続時間は長く、パフォーマンスは高速

 筆者が欧州を旅行中に「Galaxy S7」を使っていたとき、カメラ性能の次に心配していたのは、バッテリ持続時間だった。朝の9時から真夜中まで外出していることが多かったのだが、かさばる充電器や重たい外部バッテリパックを持ち歩くのは面倒なので、それらを携行しないこともあった。幸い、充電器や外部バッテリパックは不要だった。Galaxy S7を酷使しても、バッテリは丸1日持続した。

 サンフランシスコでは、筆者の同僚たちがGalaxy S7を使って、米CNET Labのいつものテストを実施した。このテストは、本体にダウンロードした動画を機内モードで連続再生するものだ。Galaxy S7のバッテリは3回のテストで平均16時間持続した。これは、われわれがこれまでにテストしたスマートフォンの中で最も長い記録の1つだ。参考までに、「iPhone 6s」は全く同じテストで10.5時間を記録している。筆者はそれでもGalaxy S7を1日に1回充電することになるとは思うが、夜遅くまで使ってもバッテリが切れることはないという安心感は高まるだろう。もっと大容量のバッテリがほしい人は、「Galaxy S7 edge」を選ぶといい。

Galaxy S7とGalaxy S7 edge(写真)は、コードを使わずにワイヤレス充電パッドに置くだけで充電できる。
Galaxy S7とGalaxy S7 edge(写真)は、コードを使わずにワイヤレス充電パッドに置くだけで充電できる。
提供:James Martin/CNET

 筆者は1週間、Galaxy S7を持って旅行したが、同機種は滑らかに動き、動作が遅くなることは一度もなかった。ハイエンドのプロセッサを搭載しているので、ゲームも快適にプレイできた(本記事の最後に米CNETが実施したベンチマーク結果を掲載しているので、そちらをご覧いただきたい)。

Galaxy S7に関して、改善の余地があるいくつかのこと

  • プラスチックのように見える自撮り写真の画質改善と、画面をフラッシュとして使うときの輝度の低減。
  • Nextbitの「Robin」の側面ボタンに内蔵された指紋リーダーのように、もっと高速で高精度の指紋リーダー(Galaxy S7も悪くはなかったが、Robinはそれほど優れているということだ)。
  • 着脱可能なバッテリをメタルデザインに組み込む方法を考え出す(LGは実現済み)。ユーザー側から見ると、自分のスマートフォンを長く使い続けたい場合や、再販価値を高めたいときに、古いバッテリを新しいものと交換することができる。
  • 本体右側面の電源ボタンが鞄の中で勝手にオンにならないように対策を施す。これは、バッテリの減りが早くなる原因になる(これに関しても、NextbitのRobinは優れている)。
  • 曇りや晴れの日に屋外で画面を見やすくする。Microsoft/Nokiaの「Lumia」スマートフォンはフィルタを搭載している。サムスンもそうすべきだ。
  • もっと厚い手袋をサポートする。肌寒いロンドンとベルリンでは、筆者は凍える指と裏地付きの革手袋のどちらかを選ばなければならなかった。サムスンによると、Galaxy S7の画面は自動的に薄い手袋をサポートするという。

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