インターネットイニシアティブ(IIJ)とL is Bは3月9日、プライベートクラウドで利用できる法人向けビジネスチャットシステム「directエンタープライズ版」を3月31日より提供すると発表した。
directは、直感的に操作できるユーザインタフェースを特徴とし、社内システムとの連携機能や管理機能を有するなど、ビジネス利用に特化した企業向けの製品だ。
2015年4月、両社は資本・業務提携を発表し、「IIJ GIO(ジオ)サービス」上で稼動するプライベートクラウド版のビジネス向けメッセンジャーサービスの開発を進めてきた。スマートフォンやタブレット端末の業務利用が加速する中で、LINEやFacebook、Messengerなどに代表されるチャットツールをビジネスの現場で安全に利用したいというニーズが高まっているという。
社内の業務システムを連携できる「ボット」機能も特徴の一つで、例えば、メッセンジャーに話しかけて案件や在庫の状況を確認したり、チャット形式で質問に答えることで日報や報告書を作成し、自動でkintoneなどの業務アプリケーションに登録したりできる。
従来のSaaS版は1組織あたり最大2000名だったのに対し、今回のdirectエンタープライズ版では大規模ユーザーに対応。上限なく複数組織を作成できるようになったほか、組織管理機能やストレージ管理機能なども備える。オプション機能も充実させ、独自のアイコンやスキン、オリジナルスタンプなども対応できる。
価格は個別見積もりで、IIJ GIOの契約に加えてプログラムLicense、年間保守料(Licenseの20%)が必要になる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス