何度も繰り返し実感したことだが、Galaxy S7の12メガピクセルカメラは、薄暗いカクテルバーでも、雰囲気のある照明のレストランでも、夕闇の公園でも、低光量による悪条件に対応してはっきりとした写真を撮影した。2015年のGalaxy S6よりピクセル数が減少しているが、写真の画質は上がっている。シーンが明るくなり、動きが見やすくなった。
ベルリンのナイトクラブなどの暗い場所でも、iPhone 6sより明るくて、使用に適した写真を撮影できる。デジタルノイズはやはり発生するが、軽減されている。デジタルカメラで暗所撮影を行う場合、色のついた小さな斑点が写真に混入するのは避けられない。
高速オートフォーカスも魅力的な機能で、動く被写体を鮮明に撮影することができる。たとえば、風に揺れる花(そう、筆者は花を撮るのが大好きだ)や、姉が壁画の前でライトセーバーを振り回すジェダイのように突きを繰り出す様子(なんと恐ろしい)などだ。
写真はGalaxy S7の鮮明な画面だけで美しく見えるわけではなく、ノートPCで拡大表示しても問題はなかった。ロンドンに戻ってからさらに大きなモニタで表示しても十分な画質だった。
オプションの新しいプレビューモードは、撮影後すぐに写真の削除や共有ができ、これも非常に気に入ってよく使った。もちろん、光学式手ぶれ補正(OIS)も備える。この機能のおかげで、時差ぼけ解消のためにコーヒーを何杯も飲んだ後でも、ピントの合った写真を撮影することができた。
5メガピクセルの前面カメラについては、まだよくわからない。前面カメラには、これまで以上に多くの「美化」フィルタが搭載された。筆者もあまり自分のしわを見たくないという程度の虚栄心は持ち合わせているが、これらのフィルタが昔から好きではない。筆者に言わせれば、フィルタを適用すると肌がくすんだプラスチックのように見えてしまう。完璧すぎる肌の「不気味の谷現象」なのかもしれないが、この若返り効果を大いに気に入っている人が大勢いることも知っている。とにかく、これらのフィルタはすべてゼロに設定したが、それでも自撮り写真が実物とかけ離れている、あるいはどぎついと感じた。処理プロセスの何かがうまく機能していないようだが、だからといって購入を思いとどまるような問題では決してない。
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