筆者はGalaxy S7の前面画面の「フラッシュ」を使って、暗い自撮りシーンを照らした。これは基本的に、カメラがシャッターを切る前に、画面がまっ白になるというものだ。この機能は重宝した。姉は夫と子どもたちのために、基本的に私たちの一挙一動(特にディナーやバーでのシーン)を自撮り写真で記録したからだ。このフラッシュはとてもまぶしい。輝度を下げることができれば、もっと便利だろう。特に、もっと暖かい色温度を選択したり、輝度設定を下げたりして、写真のどぎつさを抑えられればいいのだが。同じシーンでは、iPhone 6sの同様の自撮りフラッシュ機能の方が効果的だった。
サムスンは「Android 6.0」ソフトウェアのカスタマイズをこれまでより控えめにしている。ロンドンに戻って、筆者はその真価を理解した。Galaxy S7はブロートウェアを大幅に削減する一方で、ロック画面からスマートフォンのテーマまで、あらゆるものをカスタマイズできる高度な設定の多くを残している。ただし、詳細な設定を見つけるのに、これまでより少し深いところまで探さなければならなくなった。サムスンは、便利だが控えめなオプション機能もいくつか追加している。たとえば新しい「トレイ」によって、アプリアイコンを1つの画面から別の画面へ簡単に移動することができる。
追加機能といえば、「Game Launcher」のアイデアがとても気に入った。これは、いくつかのアクションをすばやく実行できるツールのセットで、画面を録画したり、他のことをするためにゲームを最小化したりすることができる。筆者はこうした機能の恩恵をすぐに受けられるような熱心なゲーマーではないので、レースゲームの「Riptide 2」といった正確な操作が要求されるゲームを地下鉄でプレイしているときにGame Launcherを試したところ、操作を誤ってしまった。
サンフランシスコにいる筆者の同僚Jason Parker記者は、すべてのアラート(実際にかかってきた電話は除く)を無効にできる機能を気に入ったが、電話着信の通知はやはり画面の大部分を覆うため、この特定の機能にはまだ改善の余地があると指摘した。
サンフランシスコ(つまり自宅)を離れていた1週間に、Galaxy S7の新しい「常時オン」ディスプレイが大好きになった。常時オンディスプレイには、時計、カレンダー、画像のいずれかを表示させることができる。スタンバイモードを解除しなくても現在時刻や(常に心配になる)スマートフォンのバッテリ残量を確認できるなど、すぐに役に立った。また、滞在国の時間帯と米国の時間帯に時計を合わせていたので、電話をかけたりテキストメッセージを送信したりしても大丈夫な時間かどうか一目で確認することができた。
後編に続く。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」