従来の「Phantom」も高速だったが、それらは写真と動画のために設計された製品で、レース用ではなかった。Phantom 4に多少の汎用性を持たせるため、DJIは機体とジンバルのデザインを流線形にし、「Sport」モードを追加した。コントローラのスイッチを入れると、Phantom 4は機体を前傾させ、最高時速約72kmで飛行する。上昇と下降の速度も速くなったので、これまでよりはるかに短時間で撮影態勢を整えることができる。Phantom 4を高速で飛行させるだけでも楽しい。
DJIによると、これまでのものより強力な新バッテリの搭載、モーターの改善、電力管理、機体の再設計のおかげで、飛行時間が最大28分まで延びたという(ただし、最高速度の時速約72kmで飛行する場合は別)。「Phantom 3 Professional」と比べて5分長くなっただけだが、それが、求めていた動画や写真を撮影できるかどうかの分かれ目になるかもしれない。
撮影と言えば、Phantom 4のカメラは、Phantom 3 Professionalに搭載されていた素晴らしいカメラとほとんど同じだ。DJIによると、1080p/120fpsでスローモーション撮影できるオプションが追加されたほか、レンズの改善により、色収差が低減され、角のシャープさが増しているという。
これは嬉しい機能改善である。なぜなら、カメラは機体と一体化しているからだ。つまり、持ち運びやすくするために、カメラを取り外すということができないのである。将来的に、より高性能なカメラにアップグレードすることなど、言うまでもない。同様に、着陸を安定させるために、着陸装置はPhantom 3 Professionalより短く、幅が広くなっているが、この装置も機体と一体化しているため、取り外して、機体を平らにすることはできない。難癖をつけるようだが、1400ドルもするのだから、アップグレード可能なカメラや、折りたたみまたは取り外し可能な着陸装置を提供してほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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