消費者向けドローンの世界最大手DJIは米国時間3月1日、「Phantom」製品ラインの新たなハイエンドバージョンとなる「Phantom 4」を発表した。刺激的な新機能が多数搭載され、価格は1399ドルだ。
Phantom 4でとりわけ注目すべきは、「Obstacle Sensing System」(障害物感知システム)を搭載している点だ。この機能は、2つの前面センサを使って、飛行経路の前方にある物体を検知する。
これまでドローンの事故がたびたび報じられ人気を集めてきたのは、1000ドルもする装置が破壊されるのを見ることが、ちょっと愉快であると同時に恐ろしくもあるからだ。幸いなことに、現在DJIは保険を提供しており、新技術がさらなる事故を防ぐのに役立つ可能性がある。
DJIは、Phantom 4を時速45マイル(時速72km)で飛行させる「Touch-and-Go」インターフェースを搭載した新しい対応アプリもリリースした。
Re/codeによると、Phantom 4のリリースに向け、DJIはAppleと提携し、PhantomをApple Storeで販売される唯一のドローンにしたという。
DJIは3月1日、同社サイトとAppleのオンラインストアを通じてPhantom 4の予約注文の受け付けを開始した。3月15日に、Appleの小売拠点とアジアにあるDJIの旗艦店で発売される予定だ。
AppleはPhantom 4の在庫を持つ理由を説明していないが、おそらく単純に、アクセサリのセクションに新たな人気商品を求めているということだろう。DJIは現在、消費者向けドローン市場で47%のシェアを握り、成長する同分野をリードする最大手企業だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス