日本は空前の猫ブームを迎えていると耳にする。よく懐いて可愛らしいのはもちろん、犬よりも手間がかからず飼いやすいという理由もあると聞く。猫好きの筆者としては、犬より楽な面もあれば大変な面もある、と声を大にして言いたい。猫だって、犬と同じく大切に育ててほしい。
しかし、言葉が通じない猫や犬の世話は手間がかかる。そこで以前、犬の食事を管理できるスマート餌ボウル「ProBowl」を取り上げた。今回は、同様の機能を備え、猫の健康管理に役立つスマート給餌機「Catspad」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
Catspadは、ドライフードと水をセットしておくと、指定しておいた条件に従って餌と水を供給してくれる装置。1.7kgの餌、8リットルの水を入れておけるので、短期間の旅行なら餌の心配をする必要がない。
餌やりのタイミングは、無線LAN(Wi-Fi)経由でスマートフォンのアプリから設定する。時刻を指定して給餌したり、ボウルが空になったら給餌したりできるほか、必要に応じてその場で餌を出すことも可能。
自動的に餌と水を出すだけでなく、食べた餌などの量を計測して記録する機能も備える。これにより、食べ過ぎを防ぐとともに、食欲が落ちるなどの異変に早い段階で気付ける。体重の維持や体調不良の早期発見に役立つだろう。
この食事管理機能は、複数の猫を飼っている多頭飼い家庭でも使える。専用の首輪か猫の皮下に入れておくICチップで、猫を識別できる。アプリで各猫の写真、名前、年齢などの情報を登録しておけば、食事データの管理がしやすい。
Indiegogoでの目標金額は10万ドル。記事執筆時点(日本時間3月3日15時)で集めた資金はまだ約5000ドル。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
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