米大統領選の候補者を決める民主、共和両党の予備選「スーパー・チューズデー」は、Hillary Clinton氏とDonald Trump氏の圧勝だった。今回の結果を受けて、米国には見込みがないと感じている人も多いようだ。もっとも、Google検索のデータが事実を示していればの話だが。
「Google Trends」チームは、「Move to Canada」(カナダに引っ越す)というフレーズの検索が、これまでの中で最大のアクセス数を達成したことを明らかにした。このフレーズが検索された前回のピークは、米国時間2004年11月にGeorge W. Bush大統領が再選されたときで、今回はこの記録を大幅に塗り替えたという。
Googleは2016年3月2日にTwitter上に投稿したチャートで、今回の選挙結果を受け、米国民に移住を検討させている原因となっているのは、Clinton氏というよりTrump氏の勝利にあると推測している。Trump氏は今回のスーパー・チューズデーで7州の指名獲得争いに勝利し、一方のClinton氏も同様だった。
Googleが公開したデータを見て、Googleのユーザー基盤が圧倒的に民主党支持者で構成されているためと結論付ける人もいるだろう。
また、Googleユーザーは1日夜までに両党の大統領候補が誰になるかを覚悟していたようだ。「Trump versus Hillary(トランプ対ヒラリー)」という検索ワードも、過去最高のアクセス数を記録した。
毎度のことだが、選挙について検索エンジンの言うことを重視し過ぎるのも禁物だ。Bingが示していたスーパー・チューズデーの予測は当たりのほうが多かったが、中には結果が予想と異なる州もあった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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