英国のスーパーマーケットチェーンMorrisonsとAmazonが提携し、英国の「Amazon Prime」および「Amazon Pantry」利用者向けに生鮮食品や冷凍食品を提供することになった。
食料雑貨類の買い物は英国では大きなビジネスである。この10年間、TescoやAsdaを含むスーパーマーケットは大規模な実店舗を維持してきただけでなく、今ではオンライン宅配サービスも提供している。しかし、何よりも優先されるのは利便性だ。Amazonとおなじみの食料品店の提携は、ほかの小売業者にとって悩みの種になる可能性が高い。
Amazonは今回の提携を通して英国の食料雑貨市場に本格参入する予定だ。この提携により、Morrisonsは「Amazon Prime」メンバープラットフォームを通して食料品を販売できるオプションを得た。
プレスリリースの中で、Morrisonsは今回の提携について、Amazon顧客に常温保存食品と生鮮食品、冷凍食品を提供する「新たな供給契約」と述べた。
MorrisonsはAmazonの卸売業者としての役割を果たし、AmazonはAmazon PrimeとAmazon Pantryの顧客向けにMorrison製品の在庫をそろえる。
Amazon UKは同社のプラットフォームを通じて既にサードパーティーの小売業者の食料雑貨類を提供しているが、2015年11月、Primeメンバー向けのAmazon Pantryサービスを発表し、この分野への取り組みをさらに強化した。Amazon Pantryも日用品を購入する便利な方法として、人気を拡大している。配送料金は、注文の梱包に必要な箱の数によって決まる。
Morrisonsとの提携により、Amazon UKは自社のプラットフォームを通して、より幅広い生鮮食品を提供できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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