SquareのPtoP送金サービス「Square Cash」で、アプリのデジタルな「Cash Drawer」(キャッシュドロア)にお金を保管できるようになった。
Square Cashは、PayPalの「Venmo」のライバルとして2013年に登場したサービスで、ウェブサイトまたはモバイルアプリ経由で無料のPtoP送金サービスを提供している。VenmoはPtoP送金市場で過半数のシェアを獲得するまでに勢力を伸ばしているが、Square Cashも年間決済額が10億ドルを超えるまでに成長している。
Square Cashはお金を保管できるオプションを提供することでPayPalや他のデジタルウォレットサービスと同列に並ぶが、Square Cashの企業向けサービス「Cash Pro」を利用する中小企業にとっても、便利な機能が追加される。
2015年3月にサービスを開始したCash Proは、現金や小切手で支払いや寄付金を処理することが多い中小企業や非営利団体を対象とした有料版Square Cashだ。
このような企業や団体が、キャッシュドロア機能を利用することで自社の口座の現金残高を管理できるようになる。さらに、取引に使うお金の一括管理が可能になるため、現金の受け渡しの記録を常に把握できる。
ユーザーはさらに、必要な時にいつでもお金を引き出せるようになり、個人の銀行口座からお金を加えることもできる。
このサービスは、ビジネス以外で利用するユーザーにとっても便利だ。Squareによると、Cash Drawerで、「友人とのディナーなど予定している支出や毎月の家賃といった費用を確保しやすくなる」という。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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