朝日新聞のベンチャー支援プログラム「ASAP」--6チームが成果を披露 - (page 2)

“筋肉”の情報を網羅した「筋肉バカドットコム」

 「筋肉バカドットコム」は、その名の通り“筋肉”関する情報を幅広く掲載するメディアサイトだ。スポーツ選手や、トレーナー、専門家がよりリスペクトされる世界を目指して、さまざまな情報を掲載しているという。

「筋肉バカドットコム」
「筋肉バカドットコム」

 具体的には、筋肉の価値を知ることができ、運動に興味が湧くような、ニュース記事、専門家によるコラム、商品紹介などをしている。たとえば、「【米ボストン大学】トレーニングなどの運動で脳の萎縮、認知機能の低下を食い止められる可能性」といったニュースだ。Facebookの公式ページのフォロワーは約7700人となっている。

 2016年1月からは、同サイトと提携トレーナーが共同開発した独自の「スペシャル筋肉パーソナル」トレーニングを掲載。今後は、グループレッスンやオンラインを活用した提供なども考えているという。

ペットの悩みをテレビ電話で相談できる「PetBoard」

 「PetBoard(ペットボード)」は、ペットの様子がおかしく、動物病院に連れて行くべきか迷った時に、テレビ電話で獣医師にアドバイスを受けられる健康相談サービスだ。

「PetBoard」
「PetBoard」

 ペットの飼い主はさまざまな悩みを抱えている。たとえば、ペットの医療費は高く、犬の場合はワクチンや治療費などで、年間に10万円以上かかると言われている。また、ペットが体調不良であっても、飼い主は病気であると判断することが難しい。この一方で獣医師も、ペットの保険加入率が非常に低いこと、またペットの飼い主の約半数が動物病院に行く習慣がないことなどに悩んでいる。

 PetBoardでは、ユーザーが獣医師を指定して、いつでもペットについての悩みを相談できる。獣医師に正しい判断をしてもらうことで、病気を早期発見でき、さらに予防することで医療費を下げられる。相談料は15分1500円で、その半額が獣医師に支払われる。今後は、血液検査を半額で受けられるオンライン健診サービスを開始する予定。また、リアルの病院とも連携し、ペットの病気の治療や手術も受けられるようにするという。

“道”を地域資源に変える「Runtrip」

 「Runtrip(ラントリップ)」は、ランナーが各地の魅力的なランニングコースの情報を見つけられるサービスだ。ユーザーは自分ならではのランニングコースを投稿したり、ランニングイベントを開催したりできる。これにより、観光名所がないという地域でも、道を人を呼ぶための“コンテンツ=地域資源”にすることができる。

「Runtrip」
「Runtrip」

 ユーザーは、都道府県や、路面タイプ(ロード、ビーチなど)、信号機や街頭の数、トイレやランニングステーション、駐車場の有無などの条件を選んで、ランニングコースを検索。希望のコースが見つかったら申込み、地元の投稿者にガイドしてもらえる。現在は、マラソン解説者の金哲彦氏や、トレイルラン日本代表の宮地藤雄氏など、著名人のみがコースを投稿できるが、今後は一般のランナーによる投稿も可能にする予定だという。

 また、地域のホテルや銭湯に対して集客ツールを提供することで販促費を得るほか、観光協会や旅行業者に情報を提供することなども検討しているという。ランニング中にコースガイドをしてくれるモバイルアプリなども準備中だとした。

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