昔に比べて電気を必要とする機器やガジェット、モバイルデバイスが増えたため、使用時や充電時にコンセント不足で悩むことも多くなった。必要とされる電源の種類がACなりUSBなりで統一されていれば、供給側も1種類に絞れるので悩みは減るが、現実はほど遠い状況だ。
そこで、電力供給側の自由度を高めて問題解決を図ったテーブルタップ「YOUMO」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
YOUMOは、ブロックのように好きなモジュールをつなげて使えるテーブルタップ。壁などのACコンセントに接続する「Base Cord」と呼ばれる基本的なモジュールに、USタイプやEUタイプのポートを備えたモジュールを接続して使用する。
USタイプは口数が1つのモジュールと5つのモジュール、EUタイプは口数が1つのモジュールと3つのモジュールがあるので、必要とするタイプと口数のモジュールを選べばよい。モジュールは複数つなげることも可能。
4つのUSBポートを備えるモジュールや、Qi対応ワイヤレス給電に対応したモジュールも用意されており、ACアダプタなしで直接スマートフォンなども充電できる。さらに、電力サージの被害を防ぐ「POWER SURGE MODULE」を使うと安心だ。
YOUMOの目の付け所がよいのは、電力供給だけにとどまらない機能を持つモジュールを用意する点。例えば、「LIGHT MODULE」は人感センサ付きLEDライトを内蔵するモジュールで、夜間のフットライトとして使ったり、暗いところで給電モジュールに何を接続しているか確かめたりする際に便利だろう。
こうした機能拡張モジュールとしては、ほかにBluetoothスピーカの「WIRELESS SPEAKER MODULE」、無線LAN(Wi-Fi)エリアを拡げる「WIFI REPEATER MODULE」、ホームセキュリティシステムと連携する「SENSOR MODULE」「SECURITY MODULE」などがある。
さらに応用範囲の広い機能拡張モジュールは、スマートフォンのアプリからYOUMOに接続したモジュールを制御できる「SMART MODULE」だ。SMART MODULEを使うと、ほかのモジュールへの給電を遠隔操作したり、タイマーで自動的に照明などをつけたり消したりできる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間4月3日まで。目標金額の5万ユーロに対し、記事執筆時点(日本時間2月25日17時)で約2万8000ユーロの資金を集めている。キャンペーン期間はあと38日ある。
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