メタップス、ネット特化のM&A仲介サービス「SPIKE マッチング」を開始

 メタップスは2月24日、オンライン決済サービス「SPIKE(スパイク)」で展開する「SPIKE Fintech Platform」の第1弾として新銀行東京と提携し、インターネット関連ビジネスに特化したM&A仲介サービス「SPIKE マッチング」の提供を開始した。

「SPIKE マッチング」
「SPIKE マッチング」

 従来のM&Aは、投資銀行などの金融機関を経由して成立することが一般的だった。一方で、ウェブサービスやスマホアプリなどは、従来の手法では正当な価値算定が難しい事業も多く、インターネット市場のM&Aでは、売り手と買い手が適切にマッチングされていない状況が生まれていると同社は指摘する。

 そこでメタップスでは、20万件以上の事業者が登録している決済プラットフォームであるSPIKEの会員基盤を活用し、インターネット関連ビジネスに特化した形で、事業の売り手と買い手をマッチングするという。対象は、ECサイト、スマートフォンアプリ、ソーシャルゲーム、キュレーションメディア、アドネットワークなど。

サービスのイメージ
サービスのイメージ

 SPIKE マッチングは、売り手側と買い手側が必要な情報を入力すると、人工知能(AI)が各案件の情報を分析して、最も条件が近いもの同士をマッチングする。その後、具体名を伏せた匿名の形で売り手と買い手の双方にメッセージを送り、どちらも興味があった場合に、初めて交渉が開始される仕組み。

 料金体系は、マッチングが成約した場合にのみ手数料が発生する完全成果報酬型となっており、着手金などは発生しないという。また今回、新銀行東京と提携し、事業を買収したいが資金が不安という企業向けに、買収資金の融資もサポートしていくとしている。

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