Microsoftは米国時間2月18日、同社モバイル翻訳アプリ「Microsoft Translator」の「iPhone」「iPad」「Apple Watch」版をアップデートして、光学式文字認識(OCR)機能を搭載した。これにより、画像中にある文字の翻訳が可能となる。iPhoneを使って看板やメニューの写真を撮影すれば、同アプリは、翻訳した文字を写真中に重ねて表示してくれる。
Microsoft Translatorの「Android」版でも新しい機能が搭載されている。同アプリは18日、ダウンロード可能な言語パッケージによって、インターネット接続がなくても使用できるようになった。
「App」メニューに移動し、「Offline Languages」用オプションをタップするだけで、翻訳元および翻訳先の言語をダウンロードできる。同機能でサポートされている言語は限定されており、英語に加えて簡体字中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、ベトナム語が対象となっている。
iPhoneなどApple製「iOS」搭載デバイス向けの文字認識機能は、Androidデバイス向けにはまだ提供されていない。一方、Android端末向けのオフライン機能は、iOSデバイスでは利用できない。Microsoftは、この状況は近いうちに変わり、すべてのアプリバージョン(iOS、Android、Windows、Windows Phone)が同じ機能を搭載するようになると述べている。
Microsoft Translatorは、Apple Watchを含むApple製モバイルデバイスだけでなく、Googleのウェアラブル用モバイルソフトウェアである「Android Wear」を搭載するスマートウォッチもサポートする。
Microsoft Translatorは現在、約50の言語をサポートしており、それには、アラビア語、英語、ギリシャ語、ヘブライ語、ヒンディー語、インドネシア語、イタリア語、日本語、韓国語、スウェーデン語、タイ語、およびベトナム語が含まれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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