Googleは米国時間2月17日、「Google Express」サービスの一環として果物、野菜、肉類、魚介類、乳製品、冷凍食品を即日配送するパイロットプログラムをロサンゼルスとサンフランシスコで開始した。同プログラムでは既に、スナック菓子、シリアル、飲料といった保存のきく食品を取り扱っている。
Googleが生鮮食品にプログラムを拡大したのは、消費者のニーズにスピーディに応えるライバルに遅れをとらないようにするためだ。迅速な配送に力を入れるAmazonの動きに牽引されて、多くの小売業者が現在、出荷をスピードアップするための手段を模索している。Instacartは既に生鮮食品を配送しているし、Amazonも生鮮食品を取り扱っている。またスマートスピーカー「Amazon Echo」に話しかけるだけでDominoのピザまで注文できる。
Google Expressは、Costco、Toys "R" Us、Whole Foodsなどの大手小売業者と提携しているが、それでも「Amazon Prime Now」と比べると影が薄い。Amazonは、シャンプー、包装紙、ゲーム機にいたるまでのさまざまな商品を対象に、短時間配送サービスをますます拡大させている。
生鮮食品の配送料は、Google Express会員が2.99ドルから、それ以外のユーザーは4.99ドルから。配送は毎日可能で、顧客は2時間単位の配送時間を選択できる。Google Expressの会費は、月額10ドル、年間では95ドルだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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