ソニーは2月17日、ウェアラブルカメラ「アクションカム」シリーズに、細かな振動も補正するブレ補正機能を搭載した新モデル「HDR-AS50」を追加した。発売は3月4日。想定税別価格は2万5000円前後、リモコンキットの「HDR-AS50R」は4万円前後になる。
アクションカムは、手のひらサイズのコンパクトボディに耐衝撃性能を備えたウェアラブルカメラシリーズ。4K撮影ができる「FDR-X1000」や防滴タイプの「HDR-AS200V」などをラインアップしている。
HDR-AS50は、フルHD映像の撮影ができる「HDR-AZ1」の後継機。本体防滴性能を省き、付属の防水ハウジング性能を現行機の5mから60mへとパワーアップした。これにともないボディカラーは防滴性能を示すホワイトからブラックへ変更している。
本体には、1/2.3型の「Exmor R CMOSセンサー」を搭載し、「BIONZ X」による画像処理を実現。カールツァイス製レンズを採用するなど、ソニーのキーデバイスを詰め込んだ。
1080/60pの撮影に対応しているため、動きの早いシーンでもなめらかな撮影を実現。XAVC S規格による50Mbpsでのハイビットレート撮影にも対応する。
現行機種に比べ、約3倍のブレ補正力をアップしたことが特徴で、自転車、バイク、車などでの撮影時に威力を発揮。細かい振動もしっかり抑えるため、よりリアルで見やすい走行中の撮影が可能だ。
アクションカムをワイヤレスで操作できる「ライブビューリモコン」は、アタッチメントやリストバンドを使用することで、手首以外にもハンドルやアクセサリに装着できる形へと進化。本体サイズも30%小型化するなど、使いやすさを追求した。リモコン本体にBluetoothを内蔵し、アクションカムの電源オン、オフができるため、バッテリの節約にもつながる。
本体にはズームモードを備え、録画中のズーム操作にも対応。PCソフト「Action Cam Movie Creator」を使用すれば、インターバル静止画で撮影したファイルを編集し、4K画質のタイムラプス映像として作成することも可能。ハイライトシーンを自動的に抽出して編集する「ハイライトムービーメーカー」は、顔認識のアルゴリズムを追加し、人物が写っているシーンを逃さず抽出できるよう進化している。
サイズは高さ47mm×幅24.2mm×奥行き83mmで、重量約58g。従来、別体のハウジングに設けていた三脚ネジ穴を本体に備え、本体のみでアクセサリに装着できるようになったほか、電源キーを追加するなどの改良も施されている。
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