パナソニックは2月15日、成田国際空港の協力のもと、成田空港にてウェアラブルカメラと位置測位技術を活用したインタラクティブ警備システムの実証実験を実施すると発表した。期間は2月22日~3月4日の11時~15時。第2旅客ターミナル1~4F(一般エリア)で実施する。
ウェアラブルカメラなどを装着したパナソニック社員及び成田空港の警備員が空港内を移動し、位置測位精度の検証やシステムの有効性を確認する。
2020年に向けて訪日外国人観光客が急増していく中、空港や観光地、イベント会場などでは混雑することが予想され、問題発生時に警備の混乱を招く恐れがある。
この実験は、人が多く集まる場所を狙ったテロ等の凶悪犯罪や混雑による雑踏事故に対する警備の強化を目的としたものだ。ウェアラブルカメラやスマートフォンなどを活用し、警備員の位置と現場映像を防災センターでリアルタイムに集中管理・確認することにより、問題発生時に迅速で的確な対応が可能になるという。
警備に関連する画像やテキストメッセージなどの情報を警備員のスマートフォンに配信・共有することで、正確な情報伝達を行い効率的な警備を実現するとしている。
実証実験は2段階に分けて実施する。第1段階は2月22~26日で、位置測位精度やウェアラブルカメラ映像伝送などの技術検証を行う。第2段階は2月29日~3月4日で、実際の警備員にて運用し、ウェアラブルカメラの使用感など含め、システムの有効性など運用検証を行う予定だ。
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