家庭用ロボットは、まだ「ルンバ」のような形のロボットが普及し始めた段階だ。しかし、コンパニオンロボットとしては、SFに描かれる未来の世界で活躍していそうな人型ロボットが多く提案されている。
この種のコンパニオンロボットは、格好良かったり可愛らしかったりするデザインが一般的。ところがクラウドファンディングサービス「Indiegogo」で見つけたロボット「Robit」は、まるでSFファンタジー映画「E.T.」に登場したエイリアン似の“キモ可愛いさ”が癖になりそう。
Robitは、3つの車輪で移動する家庭用ロボット。超音波センサやジャイロスコープ、加速度センサ、電子コンパスにより、家のなかを自律走行する。上下左右に向きを変える頭を持ち、大きな2つの目は8×8のLEDマトリックスでさまざまに表情を変える。残念ながら、E.T.と違って器用な手は備えていない。
スピーカとマイクを搭載し、音声でやり取りできる。無線LAN(Wi-Fi)とBluetoothに対応しており、インターネット接続、スマートフォンやタブレット、PCからの制御が可能。
具体的な活用方法として、目覚ましとして起こしに来たり、子どもが帰宅したらその映像をインターネット経由で両親へ送ったり、犬や猫に乗られないようソファーを守ったり、ダイエットをアドバイスしたり、といった例が紹介されている。また、プログラミングを学習することや、ゲームで遊ぶことにも使える。
制御用のAPIも提供される。上位層のAPIはPythonおよびNode.js(JavaScript)用のライブラリが用意され、ハードウェアに近い下位層APIはC++やJavaなどでアクセスできる。
Indiegogoでの目標金額は4万ドル。記事執筆時点(日本時間2月15日12時)で約1万7000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと25日ある。
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