ランニングシューズで最もよく知られているスポーツ用品メーカーのアシックスは、ラントラッキングアプリ「Runkeeper」を所有するFitnessKeeperを買収する。
ランニングシューズも実は、アスリートと定期的につながるためのアプリが必要なようだ。次の動きから、それが分かる。
こうした傾向は、アパレル企業がいかにデジタル化に向かっているかを強調するとともに、アスリートに売り込むために必要なつながりを浮き彫りにしている。アスリートは、ラン、食事、あらゆる種類のパフォーマンス指標を追跡している。こうしたデータは、製品をどの程度量産するかを判断する材料になり得る。それから、1対1のマーケティングがある。これらのブランドは忠実なファンを抱えており(筆者はアシックスの「GEL-KAYANO」を何年も履いている)、アプリはこうした忠誠心のループを完結させるものだ。
アシックスは声明の中で、登録ユーザーが3300万人を超えるRunkeeperを利用してウェアラブル戦略を進める意向を示した。同社はまた、「Runkeeperのグローバル市場で高い認知度を有するブランドおよび世界に広がるユーザー層を取り込み、当社の技術とものづくりとの統合により、継続的に企業価値を向上させることができる」と述べた。
アシックスは、1対1のマーケティングチャネルを確立し、データを利用して製品開発を改善していくと述べた。Runkeeperにとって、アシックスとの提携は難しい決断ではなかった。アシックスはRunkeeperの顧客が最も利用しているシューズだからだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」