メディア企業のTime Inc.は米国時間2月11日、収益性の高いオンライン広告会社で、かつて支配的な地位にあったソーシャルネットワークMyspaceも所有しているViantを買収すると発表した。
買収の具体的な条件は明らかにされなかったが、Time Inc.はViantの株式の過半数を保有することになるほか、Viantを設立したVanderhook家は創業94年になるTime Inc.の少数株を保持する。
「Sports Illustrated」誌や「Fortune」誌を所有するTime Inc.は、Viantの技術を自社の広大なコンテンツネットワークと連携させることで、「両プラットフォームのクライアントに大きな価値をもたらす」と述べている。
Myspaceにとっては、またも親会社が変わってTime Inc.の傘下に入る。かつて世界で最も人気のあるソーシャルネットワークだったMyspaceは2005年、News Corporationに5億8000万ドルで買収された。2011年には、Viant傘下のSpecific MediaとシンガーソングライターのJustin Timberlake氏に3500万ドルで買収された。
Time Inc.は、Myspaceを次のFacebookに変えようと計画しているわけではない。それよりも、Time Inc.はこの買収によって、Myspace時代からの登録ユーザー10億人のデータと、「業界リーダーであるFacebookとGoogleに対抗できる」Viantの広告ネットワークを利用できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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