スタートアップ向けオフィス移転サポート事業などを手がけるヒトカラメディアは2月9日、オフィス入退去時の原状回復費や内装構築費を削減できる“居抜き”でのオフィス移転を支援するサービス「スイッチオフィス」を公開した。入居者と退去者のマッチングから、居抜きで契約をするまでを一括でサポートする。
居抜きでの退去を希望する企業は、現在入居しているオフィスの情報を、ヒトカラメディアの審査を経て同サイトに登録する。入居を希望する企業は、掲載されたオフィス情報を閲覧して、問い合わせと内見ができる。サービスの利用には会員登録が必要だが、登録費用や月額費用は発生しない。契約が決まった場合には、入居側が賃料の1カ月分をヒトカラメディアに支払う。
当初の対象エリアは、東京都千代田区、中央区、港区、新宿区、台東区、品川区、大田区、渋谷区、豊島区、文京区、神奈川県横浜市中区、西区、港北区、神奈川区。担当者によれば、サイト公開時の登録物件数は約20件で、2月内に50件の登録を目指すという。
同社によれば、スタートアップや中小企業にとって、居抜きでのオフィス移転はニーズの高い移転手法であるものの、居抜き物件の情報が少ないことや、退去者と入居者、オーナーの三者間で負荷の高い調整が必要となることから、一般的とは言えない状況だという。
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