米国の通信プロバイダーComcastが、「DOCSIS 3.1」標準規格を使った世界初のギガビット級インターネットサービスとうたう高速接続サービスを、まずはアトランタとナッシュビルのユーザー向けに提供することになった。
この2つの都市では、2016年前半のうちにこの高速ケーブルインターネットサービスを利用できるようになり、2016年後半にはシカゴ、デトロイト、マイアミにサービスが拡大されるという。
ComcastはDOCSIS 3.1を、超高速ブロードバンドの進化における大きな一歩だと称賛している。
今回のサービスは、個人および企業向けの商用サービスとなる。Comcastはこの発表に先立つ2015年末、フィラデルフィアでモデムのテストを行っていた。
「DOCSIS 3.1の優れた点は、後方互換性を持っていることにある。そのため、道路や裏庭を掘り起こす必要がない」と、Comcastのエグゼクティブバイスプレジデント兼最高技術責任者(CTO)を務めるTony Werner氏はテストの際に語っていた。
さらにWerner氏は、「このテクノロジを、当社の先進的なHFCネットワークですでに実施した大規模なアップグレードと組み合わせることで、お客様に提供できるギガビットサービスの選択肢が増えることになる」と述べた。
Comcastはすでに、「Gigabit Pro」と呼ばれる光ファイバを用いた2Gbpsの対称型サービスを、アトランタ、シカゴ、デトロイト、マイアミ、ナッシュビルで提供している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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