キングソフトの社内SNS「WowTalk」を大手企業が導入--佐川急便や亀田製菓

 キングソフトが運営する社内SNSアプリ「WowTalk(ワゥトーク)」を、大手企業が相次いで導入している。2015年11月にはセキスイハイム東海が、また2016年1月にはピーチ・ジョンと亀田製菓が採用。さらに、2月2日には佐川急便が採用したことが発表された。

「WowTalk」
「WowTalk」

 WowTalkは、セキュアな環境で、社内メンバーとグループチャットや無料通話をしたり、タイムラインによってメンバー間で情報共有をしたりできるサービス。2014年3月から提供しており、これまでに967社に利用されているという。料金は1アカウントあたり月額300円(最低30IDから)。

 チャットでは、LINEのようにスタンプや画像、音声ファイルなどを送れるほか、トーク履歴も検索できる。部署内外の共有事項を社内専用の掲示板に投稿でき、閲覧者は「いいね!」やコメントを残すことが可能。じっくり確認したい投稿内容は「あとで読む」をタップしてブックマーク保存もできる。

利用イメージ
利用イメージ

 利用を開始する際には、企業管理者が全社員のリストを一括登録することが可能。部署や社内のプロジェクトチームなどの設定や、入退社時の管理もできる。登録された社員メンバーは、無料アプリをインストールしてログインするだけでよく、個別のアカウント登録は不要だ。

大手企業が導入・活用する背景

 2015年末から大手企業の採用も増えている。セキスイハイム東海では、家を建てる際に基礎工事期間に入ると顧客とのコミュニケーション頻度が減ってしまうという課題を解決するために導入。ピーチ・ジョンは、全国展開する小売専門店「ピーチ・ジョン・ザ・ストア」の各店舗のスタッフ同士のコミュニケーションや業務連絡のために導入したという。

 一方、亀田製菓では、全国の従業員が災害や事件に巻き込まれた際に、リアルタイムかつスムーズに双方の確認がとれる危機管理ツールとして導入。2月2日に導入を発表した佐川急便は、突発的に荷物が増えたときなどチームワークが必要とされるシーンで、セキュアな環境下でリアルタイムに情報を共有し、コミュニケーションが取れるツールとして導入を決めたとしている。

2月2日に佐川急便の導入が発表された
2月2日に佐川急便の導入が発表された

 いずれの企業も一定期間サービスを利用し、効果が出始めているとキングソフトでは説明している。

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