クラウドキャスト、「経費精算サービス Staple for 弥生」をリリース

 クラウドキャストは2月3日、弥生との協業の第3弾として、弥生が提供するあんしん保守サポートや無料導入サポート加入者、クラウドアプリ全利用者を対象とした「経費精算サービス Staple for 弥生」をリリースしたと発表した。

「経費精算サービス Staple for 弥生」
「経費精算サービス Staple for 弥生」

 同社では、2013年の弥生との提携以降、オープンイノベーション戦略として会計業務のエコシステム構築に向けて取り組んできた。これまでは確定申告をする個人事業主向けにPC/スマートフォンデバイス対応のアプリ「bizNote for 弥生オンライン」を提供していた。

 弥生は、2015年から外部アプリなどの取引データを「YAYOI SMART CONNECT」に自動で取込み、会計ソフトで自動仕訳をする機能を提供。今回の協業では、クラウドキャストが2014年12月より小規模事業者向けに提供してきた経費精算サービス「Staple(ステイプル)」の基本機能に、弥生の要望機能を取り込み、YAYOI SMART CONNECTとの連携を実現するサービスとして無料で提供するという。

「経費精算サービス Staple for 弥生」の機能
「経費精算サービス Staple for 弥生」の機能

 新サービスには、スマート取引取込、勘定科目マッピング、経費入力申請、承認、テンプレートといった機能を搭載。1チームに登録できるアカウント数は無制限かつ無料となっている。すでに弥生製品を利用している場合は、新サービスに従業員用の弥生 IDを作成することで、すぐに利用できる。

staple

 今後は、「経費精算サービス Staple for 弥生」に、乗換アプリ連携や、交通系ICカード読取機能を提供する予定。また、2016年中に財務省で検討されている電子帳簿保存法の改正要件にある、スマートフォンで撮影した領収書の電子化保存の対応に向けて、撮影した領収書へのタイムスタンプ付与の対応を進めるとしている。

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