壁に素敵なグラフィティがあったらどんなに楽しいだろうか。仕事で煮詰まったときなど、気分が明るくなる絵が目に入れば、前向きになれそうだ。しかし、絵心皆無の筆者にとって、自分で描くなど夢のまた夢だ。
そんな絵の才能から見放されたような筆者でも、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中の巨大な手持ちインクジェットプリンタ「SprayPrinter」を使えば壁面アーティストになれるかもしれない。
SprayPrinterは、Bluetoothでスマートフォンと連携し、壁に印刷ができるプリンタ。スマートフォンの専用アプリでデザインを選び、SprayPrinterを壁に沿って動かすだけで、誰でも絵が描ける。
印刷する際は、連携させたスマートフォンを三脚などで壁に面する場所に置き、スマートフォンのカメラに描く範囲が写るようセットする。この状態でSprayPrinterを動かせば、アプリはSprayPrinterの加速度計およびジャイロスコープで得られる情報と、カメラでとらえるLEDの光の動きを解析し、SprayPrinterの位置を把握できる。こうして、壁に沿わせて動かすだけで絵が描ける。
“インク”には、水性塗料「MTN94」(「モンタナスプレー(MONTANA SPRAY)」)を使う。水性だが耐久性が高く、屋外の壁にペイントすることも可能。
Indiegogoでの目標金額は2万ドル。記事執筆時点(日本時間2月2日9時)で、すでに目標を上回る約2万4000ドルの資金を集めている。
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