カバンや自転車を盗まれないようにしたり、倉庫や門を開けられないようにしたりする時は南京錠が役立つ。ただし、スマートロックの利便性を知ってしまうと、鍵や暗証番号が必要で仮想鍵といった概念のない南京錠に物足りなさを感じる。
そこで、指紋認証や各種スマート機能を搭載する新たな時代の南京錠「TAPP」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
TAPPは、指紋認証式の南京錠。前面のセンサに指で触れれば解錠できるので、鍵を持ち歩くことや番号を覚えておく必要がない。指紋登録などの管理作業にはBluetooth連携させたスマートフォンを使うが、解錠時にスマートフォンを使わない点が使いやすい。
電子回路を内蔵しているものの防水性があり、屋外でも使える。無理にこじ開けようとするとアラームが鳴るので、防犯性も高い。
スマートロック機能も備え、家族や友達の指紋で開けられるよう設定できる。指紋は最大100個登録しておけて、どの指紋をいつ有効にするかなど柔軟な運用が可能。もちろん、いつ誰が解錠したかもアプリで確認できる。
TAPPは、ボタン電池で6カ月間使える「TappLock Lite」と、1回の充電で3年間使えるリチウムポリマーバッテリを内蔵する「TappLock」の2モデル。TappLockは、スマートフォンなどを充電するモバイルバッテリとしても機能する。
Indiegogoでの目標金額は4万ドル。記事執筆時点(日本時間2月2日9時)でキャンペーン期間は24日残っているが、すでに目標の2倍を上回る約8万5000ドルの資金を集めている。
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