Googleは、スマートウォッチやスマートグラスなどから得た情報にもとづき、食中や食後に飲むべき薬の服用を忘れないよう自動通知する技術を考案した。同社がこの技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間1月7日に「MEAL-BASED MEDICATION REMINDER SYSTEM」(公開特許番号「US 2016/0005299 A1」)として公開された。出願日は2014年7月7日。
この特許は、食後などに飲むよう指示されている医薬品の服用を忘れないようにするため、対象者が食事している状況を各種センサやデバイスで認識すると、何らかのデバイスで服用するよう促す技術を説明したもの。
具体的には、食事を摂ることが多い時間帯、居場所、スマートウォッチから得られる体の動き、スマートグラスから得た料理の画像や食べる音、何らかの方法で計測する血糖値、食べる際のあごの動きなど、さまざまな情報を利用して食事中かどうか判断する。そして、飲むべき医薬品の情報と照らし合わせ、何らかの手段でユーザーに服用タイミングを知らせる。
クレームでは、センサや通知デバイスの種類を制限していない。実施例では、センサとしてスマートウォッチやスマートグラスだけでなく、スマート機能を搭載するヘッドギアや手袋といったウェアラブルデバイス、通知デバイスとしてPC、スマートフォン、タブレット、電子書籍リーダー、テレビ、メディアプレーヤなどを使って説明していた。
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