しばしばドライバーたちからトップクラスのカーナビアプリと評されている「Waze」がこのほど、配車サービスを手がけるLyftのシステムに統合されることになった。Lyftのドライバーと乗客にさらなる利点をもたらす取り組みの一環だ。
Lyftが米国時間1月26日に投稿したブログ記事によると、このたびの提携により、「今後数週間のうちに」Wazeのソフトウェア開発キット(SDK)がLyftのアプリに組み込まれるという。ドライバーは経路のリアルタイムアップデートを受け取ることになり、すべての関係者にとって無駄な時間が減るだろう。
ドライバーは運転時にWazeに切り替える必要があるが、アプリには「Return to Lyft」(Lyftに戻る)ボタンがあり、Lyftのドライバーアプリに素早くアクセスできる。Lyftのアプリは、ドライバーが乗客の乗車時刻と降車時刻を知らせるために使っている。Wazeはまた、すべての新しいLyftドライバーにとって事実上のナビゲーションアプリになる予定だ。
Wazeの工夫は、クラウドソーシングの活用にある。個々のWazeユーザーは遅延につながりそうな事故や交通上の問題を指摘でき、それらの最新情報は他の全ユーザーにリアルタイムでプッシュ配信される。GoogleによるWazeの買収後は、「Google Maps」アプリも改良されて、Wazeのユーザーから投稿される大量のデータが組み込まれた。
希望としては、Wazeの豊富な音声案内もあわせて統合してもらいたいところだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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