Microsoftは、準備中の「iPhone」向け「Word Flow」キーボードで、親指だけでより簡単にタイプできる斬新な扇型デザインを試している。
このキーボードデザインの詳細は、Microsoftが同社の「Windows Insider Program」において、iPhoneのオーナーに「iOS」向けWord Flowのベータテストへの参加を呼びかけてから、わずか数日後にリークされた。
Thurrott.comのWindows観測筋が指摘したように、iOS向けWord Flowのキーの各列は、画面右下の隅を中心とする円弧状に並び、各キーが親指1本で触れられる範囲内にある。これは、Microsoft Reserchが2012年に「Windows Phone」向けに取り組んでいた扇型キーボードのデザインを想起させる。
「Windows Mobile 10」にも片手タイピングモードがあった。しかし、「Lumina」シリーズのスマートフォンでは、この機能は通常のデザインのキーボードを画面の片側(左利きのユーザーなら左側、右利きなら右側)に集中させただけのものだった。
The Vergeは、Microsoftの新しい扇型キーボードのリーク画像を掲載しており、Thurrottも同じ画像をTwitterに投稿した。
この新しいキーボードは、かつては実質的にLumiaデバイス専用だったWindows Phoneから生まれた最新の機能だ。高度に洗練されたiPhone向け「Outlook」「Office」「OneNote」のリリースに続いて、iOS向けの「Cortana」が提供されたことは、一部の人々にとっては驚きだった。
さらに、Windows Phoneの機能の中でもとりわけ評価が高いWord FlowがiPhoneでも使えるようになると、将来はLumiaを購入する動機が弱まってしまうかもしれない。
MicrosoftのWord Flowには、扇型のデザインのほかにも、テキスト入力世界最速記録の樹立に役立った強力な予測エンジンが搭載されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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