友達や恋人の電話番号など、以前は当たり前のように暗記していた。しかし、電話帳機能を持つ固定電話や携帯電話、スマートフォンを使うようになって、覚えている番号など1つもない。スマートフォンをなくしたり壊したりして使えなくなったら大変だ。電話番号どころかメールや写真、ビデオなど、大切なデータまで失ってしまう。
いざという時のために、日ごろからバックアップする習慣をつけておきたい。そこで、スマートフォンの重要なデータを意識せず日常的にバックアップできるUSBケーブル「MEEM」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中だ。
MEEMは、メモリを内蔵するUSBケーブル。スマートフォンに接続すると、充電をしながら電話帳や予定表、各種メッセージ、写真、ビデオ、音楽といったデータを自動バックアップしてくれる。PCのほか、USB充電ACアダプタ、自動車のシガーソケットアダプタ、モバイルバッテリなど、どのような方法で充電してもバックアップできる。
データはMEEM内のメモリに保管されるので、データが外部に流出することはなく、バックアップ用クラウドサービスの使用料なども不要。メモリに保存されたデータは暗証番号で保護され、簡単には盗まれない。
バックアップできるスマートフォンは、iPhoneとAndroidデバイス。また、BlackBerry、SymbianデバイスのデータをAndroidスマートフォンへ転送することも可能。
MEEMのメモリ容量は、16Gバイトまたは32Gバイト。データ転送速度は3Mbpsから4Mbps。最初のバックアップ時は対象データをすべて転送するので時間がかかるものの、2回目以降は差分バックアップなので短時間で済むという。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間3月11日まで。目標金額の5万ポンドに対し、記事執筆時点(日本時間1月26日14時)で集まった資金はまだ829ポンド。キャンペーン期間はあと44日ある。
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