Microsoftは「Cortana」のリマインダ機能をよりスマートにする。
Cortanaはユーザーが送った電子メールに基づき、新しいリマインダーを提案するようになる。Microsoftは機械学習技術を利用して、時間の約束(例えば、「今日中に仕上げます」など)を扱う電子メール内の言語を識別する。Cortanaは先回りして、その内容に基づいたタスクのリマインダーを設定するかどうかを聞いてくる。
Microsoftはユーザーのカレンダーについても、同じような先回り的な設定管理をCortanaに追加する。業務時間外のミーティングなど、通常のパターンから外れるイベントを先回りして通知するという。
Microsoftによると、これら新機能はまず「Windows Insider」プログラムの参加者向けに提供を開始し、その後全ての「Windows 10」ユーザーに提供するという。ブログによると、上記の新機能は米国と英国のみ(少なくとも現時点では)のようだ。
Microsoftの発表からは新機能が「Microsoft Outlook」と紐付いたものなのか、それとも任意の電子メールおよびカレンダープログラムで利用できるのかはわからない。自分のメールとカレンダーにCortanaを統合したくないユーザーがオプトアウトできるのかについても不明だ。これについてMicrosoftに問い合わせところ、代表者がメールスキャン機能はオフにできると教えてくれた。「Cortana Reminders機能のコミットアップデートはユーザーの許可を前提としている。Cortanaが持つ他の機能と同様、ユーザーはどのように使うかをコントロールできるので、コミットメント機能をオフにできるし電子メールへのアクセスそのものも無効化できる」という。
また、これらの新機能をCortanaがサポートする他のプラットフォームでも利用できるようにするのかについても、明言していない。これについてMicrosoftは、「価値の高い体験を他のプラットフォームでも提供する方法を常に検討しているが、具体的な時期は設定していない」とコメントした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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