Microsoftの特許の取得と管理、およびライセンス供与を担当する同社の1部門であるMicrosoft Technology Licensing(MTL)とOlio Devices LLCが「ウェアラブル端末に関する特許ライセンシング契約」を締結した。
Olioは価格が約600ドルからとなるスマートウォッチを扱うベンダーだ。
これは通常の「Android」特許保護契約であるのかと筆者がMicrosoft関係者に尋ねたところ、25日の契約について、この簡潔な発表以外にコメントすることはないとの回答が返ってきた。
Microsoftは、Androidライセンシング契約を締結すると、すぐに大々的に発表する場合が多い。
Olioとの契約に関するプレス声明で、Microsoftは以下のように述べている。これと同様の文言は、Android特許ライセンシング契約に付随することが多い。
このような相互に有益かつ協力的な特許契約は革新を促進し、消費者にとってよりよい製品と体験につながる。
これは単にMicrosoftがライセンス可能な知的財産の一部として提供している多種多様な技術の一部について、Olioがライセンス供与を受けるということかもしれない。もしその通りであれば、Microsoftが明言しないことはいささか珍しい。
ほかにも考えるべきことがいくつかある。例えば、OlioにはかつてAppleやGoogleで働いていた人間が何人かいる。また、OlioのiPhoneアプリとAndroidアプリはあるが、Windows Phoneアプリはない。
Olioのウェブサイトには、Olio Devicesのアプリケーションはオープンソースのライブラリとライセンスを多数含むと書かれているページがあり、「GoogleAnalytics」や「GoogleMaps」が一覧に記載されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス