通勤電車でハッとするほどのイケメンや美人を見かけても、スマートフォンに夢中なあまり首を突き出していたり、猫背だったりすると幻滅だ。こうした姿勢はテキストネックやスマホ首などと呼ばれ、頭部前方位姿勢(Forward Head Posture:FHP)、通称ストレートネックという問題を引き起こす要因の1つである。悪化すると首や背中の痛みにつながるので、避けた方がよい。
そこで、正しい姿勢を保つよう支援してくれるウェアラブルデバイス「ALEX」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援を募集している。
ALEXは、ネックバンド型ヘッドホンのように耳にかけ、首の後ろにぶら下げて使うデバイス。首筋の姿勢が悪いと、振動して姿勢を正すよう教えてくれる。悪い姿勢をどの程度の時間続けると警告するかなどの動作は、Bluetooth連携させたスマートフォンのアプリで設定できる。
首の角度などを検知するセンサは、リアルタイムに姿勢情報をスマートフォンに送信する。この機能により、アプリで首の角度を確認すれば正しい姿勢を身に着けられる。どの程度の時間どのような姿勢を取っていたかのデータも、アプリで後から確かめられる。
ストレートネックを引き起こすのは、スマートフォンだけでない。タブレットやノートPC、新聞も原因になる。ALEXを使えば、ストレートネックの予防はもちろん、すでにある首や背中の痛みを徐々に緩和できそうだ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2月18日まで。目標金額の5万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間1月21日12時)で約2万ドルの資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果