テレビやディスプレイのHDMIポートに挿して使うスティック型PCが一部で人気だ。しかし、そのほとんどがWindows搭載モデルで占められている。
これに対し、今回紹介するスティック型PC「HardWhere」はLinuxとAndroidのデュアルブートに対応しているので、サーバーなど活用範囲が拡がりそう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
HardWhereは、microSDカードからのブートが可能なスティック型PC。標準構成のmicroSDカードには「Ubuntu Linux」が搭載されており、Linux PCとして利用できる。microSDカードを挿入しないで起動すると、内蔵フラッシュメモリからAndroid OSがブートする。
microSDカードにはOSだけでなく、アプリケーションやデータのファイル、ユーザー別の設定情報などを保存しておける。ユーザーや目的に応じてカードを入れ替えるだけで、簡単に使い分けられる。
無線LAN(Wi-Fi:IEEE802.11bgn)とBluetooth 4.0に対応し、クラウドストレージを使った同期やバックアップが可能。
プロセッサはクアッドコア、動作周波数1.4GHzのARM製。GPUと2GバイトのRAMを搭載する。USBポートを1、micro USBポートを2つ備える。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間1月30日まで。記事執筆時点(日本時間1月20日14時)で、すでに目標金額8000ユーロを上回る約1万ユーロの資金を集めている。
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