凸版印刷は1月18日、NTTデータと協業し、保険会社によるマイナンバー収集業務を代行する受託サービスを1月より開始すると発表した。
同社によると、保険各社では1月から導入されたマイナンバー制度により、大量のマイナンバー収集業務が発生し、業務負荷が高まっているという。さらにマイナンバーの取扱いには通常の個人情報以上の安全管理体制の構築が求められることから、ハイレベルな安全整備と運用ノウハウが必要だとしている。
そこで、金融業界でセキュリティ性の高いBPO業務に実績を持つ凸版印刷と、保険業界の業務システムに精通したNTTデータが協業し、マイナンバー収集を代行するソリューションサービスを提供。これにより、保険各社の負担を軽減し、安全で低コストなマイナンバーの収集を実現するとしている。
また、設備を共有化し、低コストで敏速なマイナンバー収集を可能とするシェアードセンターを構築。全体設計から、DM制作・発送、記入済み書類の受付・管理、データ入力、コールセンターまでの全工程を管理するシステムを提供し、スムーズなサービス導入と運用・管理を実現するという。
具体的には、契約者に対し、ダイレクトメールでマイナンバーの申し込みが必要であることを通知(合わせて返信封筒と記入用紙を送付)。契約者が返信した必要書類をシェアードセンターで受領し、記入用紙に印字されているバーコードをもとに、必要書類の確認とデータ入力をする。なお、ベルシステム24の協力を受け、契約者などからの問い合わせ窓口を構築する。
今後は、保険業界向けにマイナンバー収集代行サービスの販売で培ったノウハウとセキュリティ体制を生かし、他の金融業界や社会保障分野向けにもマイナンバー収集代行サービスを積極的に展開するとしている。
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