Microsoftが、「Skype for Business」向け管理ソフトウェアのベンダーでオーストラリアを本拠とするEvent Zeroが持つ一部の技術を買収することになった。買収額は明らかにされていない。
Event Zeroは現在、Skype for Businessのクラウド版である「Skype for Business Online」の管理およびレポート用ソフトウェアを提供している。だが今後、同社の「UC Commander」技術はSkype for Businessに直接統合され、Skype for Businessに組み込まれている管理ツールを補完するものになると、Microsoftの担当者は語っている。
Microsoft幹部は、米国時間1月13日にEvent Zeroの技術の買収を明らかにし、これは「生産性とビジネスプロセスを再発明するという(Microsoftの)目標」を示すもう1つの例だと述べた。
「われわれの目標は、Skype for Businessの管理ツールを、エンドユーザーにとっての『Skype』と同じくらいIT専門家にとって強力で使いやすいものにすることだ」と、Skype for Businessのエンジニアリング担当コーポレートバイスプレジデントを務めるZig Serafin氏はブログ記事の中で語った。
Event Zeroは複数の無料および有料ツールを提供しており、有料ツールには「Operations」シリーズ(UC Commanderはこのカテゴリーに入る)、「Polycom」管理スイートを含む「Provisioning」シリーズ、さらには分析機能を持つ「Dossier」シリーズがある。無料ツールはTwitterと「Lync IM」を結ぶ「Twync」、Lyncフェデレーション向けリモートテストツールの「Federation Tester」、さらには「Outlook Contact Federation Finder」ツールがある。
更新情報:Microsoftの広報担当者は、同社が買収したUC Commander技術について尋ねられた際に、次のような詳細を明らかにした。「UC Commanderには電話番号と卓上電話のサポートを含むプロビジョニング機能、レポートとアラートを含むオペレーション機能、さらには利用状況と品質の分析および可視化機能が含まれている」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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